多くのファンや有名作家から「天才漫画家」と評される田村由美さん。その代表作『BASARA』は「別冊少女コミック」にて1990年〜1998年にかけて連載され、2012年には初の舞台化を実現。2014年には「第2章」が上演されるなど、連載終了から15年以上経った今も熱狂的ファンを抱える名作です。
本作は、20世紀末に大いなる禍が起きて文明が崩壊した日本の、数百年後を舞台とした架空戦記。文明レベルは戦国時代まで堕ち、暴君によって国が支配される中、日本を救う「運命の子供」として生まれたのが兄・タタラと妹・更紗(サラサ)の双子兄妹です。村人からは兄のタタラが「運命の少年」とされ、更紗は見かけだけそっくりのただの妹としか見られていませんでした。しかし日本国王の子供である「赤の王」の軍にタタラが殺されてしまったことで、更紗が「タタラ」を名乗り復讐の旅に出ることに。
その旅路で出会った朱理という男に心を奪われていく更紗ですが、実はその男こそ「赤の王」であり、更紗の復讐相手だったのです。一方の朱理も「タタラ」は自分の統治を邪魔する敵として排除しようと目論んでいるものの、更紗が「タタラ」であることには気づいていません。自分が惚れた相手がお互いに抹殺しなければならない相手であるという悲劇的な運命に、二人はどう立ち向かうのか…?
少女漫画ながら少年漫画を超えるスケールの冒険ストーリーが魅力の本作について、元SDN48の双子姉妹、妹の亜希子さんにアツく語っていただきました。
姉の奈津子さんとの共演記事はこちら。
>元SDN48の美人双子姉妹が語る!ドラマ出演した青春マンガ『とめはねっ! 鈴里高校書道部 』の裏話!
ーー本作を読み始めたきっかけを教えてください。
ーー双子姉妹の上にさらに2人のお姉さんがいたとは驚きです…! 具体的にはいつ頃に読まれたのですか?
ーー嫁入り道具…! 亜希子さんだけでなく、家族全員のバイブル的作品だったんですね。
ーー名作と名高い本作ですが、どのようなところに魅力を感じますか?
ーーなるほど、明確な善悪では区別できない深い人物設定があるんですね。
※以下、クライマックスのネタバレを含むので未読の方はご注意ください。
ーー亜希子さんのお気に入りのシーンを教えてください。
ーー言葉で伝えられただけでも鳥肌が立ちますね…! ネタバレされなければよかった…。
ーー朱理の「俺様」っぷりが際立つシーンだけに女性ファンの支持も高そうです(笑)
ーーファンの心理を巧みにとらえた設定や演出も、田村由美作品の魅力なんでしょうね。いつか亜希子さんが実写版「BASARA」で更紗の役を演じられる日が来ることを祈ってます。本日はありがとうございました!
少女漫画ならではの魅力的な美男子キャラやラブストーリーはもちろん、少年漫画顔負けの壮大な冒険ストーリーが合わさった本作は、まさに名作と呼ばれるにふさわしい作品。男女問わず楽しめる感動大作ですので気になった方は是非読んでみてください!
ライター:渡邊
カメラマン:こば犬
・名前 :亜希子
・生年月日:1989.8.18
・出身 :千葉県
・職業 :女優、ライター、取材記者
・趣味 :全国の”路地”をひとりで旅すること。姉のほっぺたを揉むこと。安くておいしいお酒のおつまみを開発すること。
・他に好きなマンガ:ベルサイユのばら、ちびまる子ちゃん
・Twitter:@akiko_twins