こんにちは、根暗ライターのCathy-Jです。今話題沸騰中の少女マンガ『PとJK』をご存知ですか? 本作は「別冊フレンド」で2013年1月から連載スタートし、既刊5巻で累計140万部を突破している超ヒットタイトル。ざっと計算すると1巻あたり28万部ということになり、近年の少女マンガとしては稀に見る高い売上を誇っています。
『PとJK』のPはポリス、JKは女子高生を表す略語で、物語の主人公は警察官と女子高生。そう、この作品は少女マンガ史上初となる警察官と女子高生の「結婚生活」を描いた物語なのです。
警察官と女子高生の恋なんて、想像しただけでもドキドキしてしまいますよね。でもただのドキドキいちゃいちゃストーリーではなく、感動のドラマがいくつも隠されているのがこの作品の魅力。今回は本作のオススメポイントについて紹介します!
ある日友達の姉が企画した合コンに人数あわせで駆り出された女子高生のカコ。年齢と身分を偽って参加した合コンで、功太と出会い良い雰囲気になりますが、カコが高校生だと分かると功太は態度を急変させ立ち去ってしまいます。
後日、カコは警察官の制服を着た功太と再会。帰り道に変質者に襲われかけたところを仕事中の功太に助けられ、恋に落ちてしまいます。積極的なアタックが実り功太に想いが通じるものの、仕事柄未成年との交際に問題が生じるため、功太が出した結論は「結婚」という選択でした…。
物語の軸は「出会ったばかりの女子高生と警察官がすぐに結婚してしまう」という刺激的なものですが、登場人物たちは至って真面目。
「誠実で良い子たちだらけ」というのがこの物語の魅力です。お互いを自分の事以上に思いやる姿や、時に嫉妬したり恥らったりする姿など、恋愛したての頃を思い出すような、どこか懐かしさ漂う純愛仕立てになっています。
この物語にはいくつもの感動ドラマが隠されています。初対面でカコが女子高生だと分かり身を引いた功太が、カコに惚れてしまった理由とは? 功太が経験した、今は亡き父親との壮絶な過去とは?
…読みながら思わず感情移入してしまうほど深いドラマが散りばめられているため、単なる「恋愛マンガ」に納まらない幅広い感動を味わうことができます。
私がこの作品にどっぷりハマってしまった理由はズバリ、三次マキさんのギャグセンスの高さです。ドキドキポイントや感動ポイントはしっかり押さえられていながらも、随所に散りばめられたユニークなセリフやキャラクターの動作に思わず何度も吹き出してしまいました。
これだけドキドキさせてくれるのに、女子たちの笑いのツボまで的確に捉えている三次マキさんのセンスには脱帽です。
女性って意外と「ちゃんとしてる人」に弱いと思うんですね。この作品の萌えポイントは「制服を着てプロフェッショナルに徹している人」のかっこよさを堪能できる所です。
功太は女子高生との結婚生活という非現実的な生活を送っていますが、警察官としてプロフェッショナルに徹している「仕事第一人間」。カコを寂しくさせてしまうこともあるけれど、それをすぐに挽回してくれる優しさと、警察官としての責任感の強さやクールに仕事を全うするかっこよさのギャップに、ズキュンと胸を撃ちぬかれてしまいます。
今まであまり警察官に興味がなかった人も、『PとJK』を読めば交番や警察署を通りかかるたびにニヤニヤしてしまうことでしょう。
ハマりすぎてしまうと現実に戻れなくなる少女マンガ『PとJK』、非日常的な恋愛を味わいたい人には迷うことなくおすすめできる作品です。
実は最近まで作者の三次マキさんの産休により休載となっており、多くのファンが育児生活を応援しながらも続編を待ち侘びていたのですが、ついに! 連載再開のめどが立ったようです!!
というわけで、近々PとJKを再開できそうです。待っていて下さった方々には本当にストレスを与えてしまい申し訳ありませんでした!ちなみに娘は10ヶ月になりました!
— みよしまき (@ot1173) 2015, 9月 13
なんというタイムリーなご報告! 嬉しくてテンションおかしくなりそうです。
ドキドキして笑って泣ける超ヒット作品、是非手にとって読んでみてくださいね!
ライター:Cathy-J
・Twitter:@CK_livi
・ブログ:http://ameblo.jp/cathy94/