ヒューマンドラマ | 2015.06.09
子どもの頃の記憶を思い出す漫画『よつばと!』あなたの名シーンは?
子どもも大人も、読めば必ず笑顔になる!
既刊12巻で累計1000万部を突破し、現在13か国語に翻訳されて世界的に愛されているあずまきよひこ氏の傑作、『よつばと!』。
夏休みの前日、翻訳家のとーちゃんが海外で拾った猛烈に元気な5歳の女の子、よつばを連れて新しい町に引っ越してきたところから物語はスタートします。よつばととーちゃんやご近所さんとのほのぼのライフは、誰が読んでも癒され笑顔になること間違いなし。
Amazonレビューを見るとどの巻も☆5つのオンパレードで、どれだけ多くの読者に愛されている作品なのかよくわかります。
今回は、『よつばと!』が好きすぎて自分のあだ名を「よつば」にしたという、モデルでOLのよつばちゃんに本作の魅力を語っていただきました。
『よつばと!』との出会いは?
ーー本書は何がきっかけで読み始めたんですか?
当時小学生だった弟に、同じ著者さんの『あずまんが大王』っていう4コマ漫画と一緒に薦められて読み始めました。
ーー弟さん、小学生なのにジャンプやマガジンではなく『月刊コミック電撃大王』にハマっていたとはなかなかセンスがありますね。
そうなんですよ(笑)弟も友達に教えてもらったみたいなんですけど。それで私も読むようになって、『よつばと!』は1巻から全部初版で買ってます!
ーーこの作品のどういったところが好きなんですか?
子ども目線でエピソードが描かれていて、読んでて懐かしい気持ちになれるのが好きです。子どもの頃こういうことしてたなぁとか、こういう目線で歩いてたなぁていうのがすごくよくわかるんです。
ーーネットでネタ画像として使われているのをよく見かけますよね。「くうきよめ!」とか「はー?なにさまですか?」とか。
そうなんです、5歳児とは思えないような鋭い切り込みがシュールで面白い反面、大人の心にグサッとくる言葉をよく言うので考えさせられます。私もこんな子どもに育って欲しいなって思います。
ーー自分の子どもに真顔で「くうきよめ!」って言われたらショックですけどね(笑)
好きなシーンは?
ーー特に好きなエピソードはありますか?
2つあって、1つ目はすごく地味なところなんですけど(笑)
よつばがとーちゃんたちと一緒に牧場に行くことになったエピソードです(
7巻参照)。よつばは前日にはしゃぎ過ぎた結果、熱が出てしまうんです。駄々をこねて行きたがるんですが、とーちゃんに強制的に布団で寝かせられちゃって。でも、後からとーちゃんが「今日は特別にテレビの部屋で寝ていいことにしよう」って言って、布団ごと居間に連れていってくれるんです。
ーーおぉ。
それでよつばが南極の動物のビデオをじっと見ながら「よつば とーちゃんとここにもいく」ってつぶやくんですけど、そのあたりのとーちゃんとよつばの言葉の少ないシーンがすごく好きです。
ーーそれはよつばちゃん、あ、リアルなよつばちゃんにも小さい頃に同じような思い出があったから響いんでしょうか?
そうです。私も子どもの頃、熱が出たから特別に……とか、お正月だから特別に……みたいにしてもらったので、そういう子どもの頃に味わった「特別」の嬉しさが蘇ってきて心に染みました。
たぶん自分がどんな子ども時代を送ってきたかによって響くシーンは変わると思うんですけど、誰が読んでも「子どもの頃こんなことあったな〜」とか「大人たちにこんなことしてもらったな〜」って懐かしくなれると思います。
ーーなるほど。それは確かに読みたくなりますね。
もう一つは、よつばがクマのぬいぐるみを買ってもらうエピソードです(
9巻参照)。とーちゃんとぬいぐるみ屋さんに行ったときに、たくさんぬいぐるみがある中で一つだけよつばを誘ってるような白いクマを発見するシーンがすごく好きなんです。
ーー子どもの目には誘ってるように見えたんですね。
そう、だから私もぬいぐるみショップに行ったらビビッとくるクマに出会えるかなと思って、ネットで調べてわざわざ銀座まで買いに行きました(笑)ちょっと高かったけど。
ーーすごい行動力ですね(笑)よつばちゃんがどれだけ『よつばと!』が好きなのかよくわかりました。
老若男女、誰にとっても共感できるシーンに出会える『よつばと!』、ほっこり癒されたい方はぜひ読んでみてください。
ライター:渡邊
カメラマン:こば犬
モデルプロフィール
・名前 :よつば
・生年月日 :9.17
・出身 :京都府
・職業 :会社員
・Twitter :@unaginekonyan
おまけ
icatch
この記事が気に入ったら
いいね!しよう
美女マンガの最新情報をチェック!